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日々のちょっとしたプチ・ヘブン&Mスポーツ&家事?をこよなく愛する♪ライフBLOGです。


by bunbunF
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ハセガワCUP 参戦記 その② 

前半最大の山場「三頭山」をいかに登りきるか?
雨の降りしきる中、地獄の登りが続く・・・。



<浅間峠~三頭山~月夜見駐車場 42.09キロ地点 9時間54分56秒 453位>

浅間峠から第二関門手前の風張峠までの20㌔は自信があった。1週間前のナイト・ランで試走し、コース上のポイントは熟知していたからだ。心のゆとりが走りにも影響し、ペースも上げたくなるが三頭山(最高地点1,527m)の登りに備えマイペースで山道を登っていく。
昨年は三頭山の登りと激坂で体力を消耗し、リタイヤに追いやられた苦い経験があったので今回だけは二の舞を踏むわけにはいかない。
スタートから7時間が経過し、ストップ・ウォッチの時計を見ると8時を回っていた。山は完全に静寂と闇が支配し、ヘッド・ライトの人工的な光とランナーの激しい息づかいしか聞こえない。
日曜日の夜にこんな山奥で走るなんて・・・。ホント頭がどうかしてる。自問自答を繰り返しながら一歩一歩山道を踏みしめていく。
浅間峠からはストックの使用が認められているが、今回はザックの中にいれてこなかった。
昨年、ストックを使ってみたが慣れないせいか手と肩が疲労してしまい、かえって邪魔になってしまったからだ。レース前に脚の痛みもなかったので、CWーXのロングタイツと自分の脚力のみを信じ、家に置いてきた。
ストックを使用して歩くランナーを見ていたが、雨でぬかるんだ泥道には効果が半減するようで皆、苦戦していた。
西原峠(32.19キロ地点)通過。ここから三頭山までの4キロで400Mの急激な登りが続く前半最大の山場だ。長い登りが続いたせいもあるのか、左足の付け根あたりに軽い痛みを感じるが走りには影響なさそうだ。
標高が上がるにつれ、雨脚が強くなってくる。雨を遮る木々が少なくなってくるからだ。雨の強さが着実に標高を上げていることを実感させてくれる。試走時は晴天に恵まれ、山頂から見える夜景と満点の星空が頭の中で鮮明な画像となって残っている。まさに天と地の差だ・・・。
途中途中で休憩してるランナーを横目にノンストップで山頂を目指す!富士山の登りに比べたら楽なものだ(比較の対象にはならないが・・・)
人工的な光で目が眩しい。山頂だ!!係員にゼッケンを確認してもらう。こんな寒い中、山頂で何時間も待機してる関係者に改めて感謝しなくてはならない。
400番台とコールされ以外な順位に驚く!(もっと後ろかと思っていた)
そういえば浅間峠からパスされるより、前のランナーをパスしていく方が圧倒的に多かった。
ウィンド・ブレーカーを羽織り山頂で2回目の休憩を取る。動いてる時はバイクシャツ1枚で調度よいが、動きを止めると凍えるような寒さが襲ってくる。(この時、山頂の気温は10℃を下回っていた。)すばやくヘッド・ライトの電池を交換しながら、最後のおにぎり&おしんこを胃の中へ流し込む。内臓もだいぶ疲れてきたようだ・・・。

山頂から激坂が1キロ以上続く。ただでさえ岩場が多く足場が悪いのに、この雨脚での下りは苦戦した。救いは、スーパー・ファイヤーの灯りのお陰で足元がしっかり見えたことだ。ヘッド・ライトも明るいが、スーパー・ファイヤーの比ではない。1週間前のナイト・ランの時、トレラン仲間の2人が持っており、その明るさに惚れこみ速購入を決めたのだ。この表現を例えて言うなら、真っ暗闇のトンネルを車のサイド・ランプだけで運転するのがヘッド・ライト。サイド・フロントライト・フォークランプのスイッチをONにした状態がスーパー・ファイヤーだ!ヘッド・ライトしかないランナーは、この下りでペースを落としていた。まるで昨年の自分を見てるようだ・・・。
風張峠・41キロ地点を通過し、10時間以内には第二関門を行けると確信する。
これで昨年のペースと変わらなくなった。
ここでのご褒美はザックに忍び込ませてきた「コーラ」(画像参照)だ!
最初の一口が美味い事!ここで死んでもいいや!(冗談)と思えるくらい美味かった!
10分のブレイクの後、水分を補給し第3関門へ急ぐ。。。
ハセガワCUP 参戦記 その② _e0083055_23541987.jpg

by bunbunF | 2005-10-19 23:45 | TRAIL